No Web Service No Life

メルカリUS/UK版のPM。ブロダクトマネジメント・インターネットについて

ETF

最新のアプリ・Webサービスを紹介するサービスサファリを運営しています。

投資の勉強を始めて2週間程経ちました。
まず驚いたのが、その投資対象の多さです。所謂金融商品というやつですね。
投資と聞いて、まずすぐに思いつくのが「株」ですよね。
この他にも、外貨や金もイメージつきやすいでしょうか。
今回は、数ある金融商品の中でも、私がまず手始めに購入してみようと思った「ETF」について書きたいと思います。

ETFとは?

ETFは、Exchange-Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託と訳されます。
その名の通り、上場している投資信託です。
私のような素人は、じゃあ投資信託って何?という疑問が次に湧いてきます。
Wikipediaによると、投資信託とは、

多数の投資家により販売会社を通じて出資・拠出されてプールされた資金を、資産運用の専門家(アセット・マネージャー)が、株式債券金融派生商品などの金融資産、あるいは不動産などに投資するよう指図し、運用成果を投資家に分配する金融商品

即ち、「色々な人からお金を集めて、集まったお金で専門家が株や債権を買い、その利益をお金を出してくれた人に分配する」という金融商品投資信託です。(「ファンド」ともいう)

投資信託との違い

ETFは、内容としては投資信託とほぼ同じで、大きな違いは株式市場に上場していることです。

上場していることで、投資信託と比較して、以下のメリットがETFにはあるといわれています。

  1. 株式市場の開いている時間内ではいつでも売買可能
  2. 信託報酬が安い

1については、基本的に株と同様の扱いとなるので、株と同じ感覚で売買が可能となります。

投資信託は、売買したいと思っても即座にはできずに、翌日の取引となってしまいます。

2について、まず、信託報酬とは、運用会社に支払う手間賃のようなものです。
運用会社は、様々な分析を行い、投資家から集めた資金を元手に運用しています。このサービスに支払う対価です。
ETFは株式市場で売買されているため、運用している会社の手間が投資信託に比べて軽減され、その結果が信託報酬の安さに反映されています。

ETFには何に投資するもの?

投資対象として、個別株や金というのはイメージがつきやすいと思います。
トヨタの株を買ったりすることです。投資対象がはっきりしています。
一方、ETFの投資対象とは何でしょうか?
一言でいってしまえば、ETFは、「市場の平均」に対して投資します。
市場とは、東京証券取引所NASDAQ等そのものです。
そして、平均とは、その市場の株価の平均です。インデックスともいわれます。
私たちに馴染み深いものとしては、日経平均があります。
これは、東証1部上場している企業の中から、代表的な企業が選ばれ、各社の株価の平均を表したものです。
ETFは、「市場の平均」に応じて様々な銘柄があり、日経平均もそのうちの一つです。
その他にも、アメリカの3つの証券取引所に上場している銘柄から500銘柄を選んだ「S6P500」に対するETFも存在します。
ここでもう一つ重要な概念が、市場=証券取引所のみとは限らないことです。
例えば、S&P500のように、「アメリカの証券取引所」という括りで市場とみなしているものもありますし、
「アメリカを除いた先進国」という括りも存在します。
国だけでなく、地域単位の市場が存在するのです。
また、地理的要因以外にも、鋼鉄やエネルギーといった、産業軸での括りも存在します。
鋼鉄のETFであれば、世界中に上場する銘柄の中から、代表的な鋼鉄企業の平均に投資します。
市場というのは見方によっていくらでも定義が可能で、その平均に対して投資ができます。
そのため、世界中にETF商品は数多く存在しています。
(この他にも金や不動産のETFも存在しますがまだよくわかっていません笑)
ETFは、市場の平均(インデックス)をベースにしたファンドなため、インデックスファンドともいわれます。

なぜETF

色々な投資のマニュアル本を読んでみると、高い確率で、まずはETF分散投資しようと書かれています。
事実、アメリカの株式市場で一番取引がされているのは、AppleGoogle等の個別株ではなく、ETFです。
しかし、日本ではあまり馴染みがなく、取引している人は多くありません。
さらに、以前は、海外のETFを扱っている証券会社が少なく、取引しづらかったそうです。
現在では、SBI証券楽天証券等のネット証券を筆頭に、多くの海外ETFを買えるようになっています。
なぜ、ETFがこれほどお勧めされているかというと、市場の平均に投資をするという分かりやすさにあると思います。
平均ということは、株価が下がった銘柄もあれば上がった銘柄もあるので、リスクが分散されます。
また、個別株を買うように細かく各社を調べる必要もありません。
ただし、どの市場の平均を買うかは慎重に検討する必要があります。
これから伸びそうな新興国ETFにするのか、資源需要の増加を見込んでエネルギー関連ETFを買うのかといった判断です。
私は、地域別のものを新興国、先進国を組み合わせて買っていこうと思っています。
実際に購入したらまたご報告させていただきます。
皆様もETFにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

 


最新のWebサービス・スマホアプリの情報が毎日メールで受信できるキュレーションサービス『Service Safari』を運営しています。
エンジニアを募集していますので、ご興味のある方はFacebookやTwitterからご連絡ください。