No Web Service No Life

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のプロデューサーです。Webサービスや構成要素(UIや技術)について書いています。

英語はやはり入場券か


最近YouTubeで日本人が英語を話している動画をよく漁っています。
YouTubeに投稿されるくらいですから、海外で活躍している日本人、学者や経営者、スポーツ選手の動画が多いです。

今回は、楽天の三木谷社長がSt. Gallen Symposiumというシンポジウムで、entrepreneurについてのパネルディスカッションに参加している動画から思ったことを綴ります。

世界で使われる英語のレベル
まず感じたのが、モデレーターと3人のパネラーが全員非ネイティブであるということです。
そして彼らの話す英語は大変わかりやすいです。
非ネイティブなので早く話すことは難しいのでしょうか?
それとも聴講者に配慮している?
YouTube音声認識があるのですが、かなりの精度で認識されています。

世界で非ネイティブによって話される英語はこのレベルなんだと安心できます。
(私からしたら非常に高いですが、想像していたよりは低いと思いました)

英語は必要最低条件
パネラー同士はもちろん、聴講者からの質疑応答も国籍に拠らず英語で行われています。
要するに、本シンポジウムに参加するには英語が必須条件ということです。
当たり前ですが、世界の一流の情報や場にアクセスするためには、英語が必要であると再認識させてくれます。

特に印象的な2場面があります。
1つ目は、33:20から始まるYale大学の学生の質疑応答。
容姿から、彼は中国か韓国からの留学生と思われる。
しかし、彼が話す英語は実に流暢で、途中のマイクトラブル時の対応までも完璧に英語でこなしている。
日本の学生でここまで英語を話せる人がどのくらいいようか。
さらには、質問の後に拍手まで受けている。恐るべし。

2つ目は、一橋大学の石倉洋子先生が質問している36分くらいの箇所。
三木谷さんへ英語で質問し、三木谷さんもそれに英語で答えている。
外国のカンファレンスだから日本人同士でも英語なのは当たり前だ。
これが日本ならどうだろうか?
日本で日本人がメインのイベントでも、言葉が英語なだけで参加者の可能性がぐっと広がる。
楽天ユニクロの英語公用語化の狙いの一つはここだと思う。
そもそもの参加者を増やしたいのだ。



学生時代に、MicroSoft Researchがアジアで開催しているイベントに参加したことがある。
10回目を超えて、ようやく日本で開催されたものである。
本イベントの歴代開催地は中国やシンガポールで、アジア=日本という時代の終わりを象徴している。
(そもそもMSの研究機関自体がアジアでは北京にある。東京ではない)
本イベントは、日本で開催されたため日本人のパネラー、聴講者が多かった。
パネラーの一人は、カーネギーメロン大学の金出武雄先生であった。
当初、先生は英語で講演をされていたが、途中で野次が入り、日本語に切り替えた。
その野次は、「ここは日本なんだから日本語使えー」というものであった。
それを発した先生は偉い方なんだろうけど、この考えは酷いと思った。
実際、海外からの参加者もいたし、何より姿勢の問題だ。
日本という国は、世界に向く、開く意思がないと思われてしまう。



世界へのアクセスにおいて、英語は入場券になっており、私たち日本人が世界で戦っていくためには避けては通れない。
一方で、日本国内でも英語を使うことで、既にこの入場券を持っている人達が日本に参加できるようになる。
日本企業や日本の市場にとって、このメリットは大きいのではないかと思う。

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