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なでしこVoice帰国報告会に参加して

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世界で活躍する女性をインタビューして記事を公開しているサイト「なでしこVoice」のイベントに行ってきました。
なでしこVoice取材報告会&公開インタビュー | Facebook
代表の濱田さん自らが海外に赴き、その国で働いている女性の方々にインタビューしている点がすごい!と初めて読んだ時に思い、それ以来のファンである。

いったいどんな子が、こんな行動力の必要な情報を発信しているんだろう?そういった好奇心から参加してみた。
会場はレアジョブのイベントホール。
以前も他の知り合いのイベントに無償で貸したりと、面白そうなイベントへの支援体制は非常に好意が持てる。
参加者の多くは女性で、若い人が目立った。
恐らく濱田さんと同じく大学生くらいだろうか。

内容は、なでしこVoiceの紹介と公開インタビューの二本立て。


なでしこボイスの紹介
まずは、濱田さんの自己紹介となでしこVoiceの紹介動画の再生。
その後、第3回取材報告に移り、今回訪問した3カ国から各国1人ずつピックアップしてのご紹介。
シンガポールでは、忍者ガールの代表の方が紹介されていました。


次に、取材方法、ノウハウの紹介。
インタビュイーとなる人の探し方は、主にITと人伝の2本柱。
ITではTwitterFacebook、Web検索がメイン。
人伝は、知り合いはもちろんのこと、現地の日本人コミュニティが結構いいらしい。
日本人会やジェトロに問い合わせ紹介してもらうこともある。


宿泊地としては、取材した人の家に泊まることも。
そうすることによって、現地の生活がわかるし、向こうにとっても久々に日本人とたっぷり話したいという需要もあるとのこと。

これまで100人に取材をしてきた中で、彼女らに共通することとして以下の3つの要素を挙げていた。
仕事を造る、日本にこだわらない、けど日本に誇りを持つ
2,3つ目を理解・実践している人は多いかもしれない。
けど、仕事を海外で造り出していくのは相当なパワーが必要だと思う。
彼女らからはそんなパワーを感じることができる。


ここで質疑応答。
なぜなでしこVoiceを始めた?
→自分自身が知りたい情報だったから。海外で働いている人の情報が欲しかった。
けどWebではいい情報がなかったため、自分で集めだした。


なぜ日本企業に就職?
カンボジアにいた時に、自分はここにいたいだけなんだと思った。
そこでしかできない何かがあったわけではない。
だから日本の企業に入って、ビジネスのやり方などをまずは学ぼうと思った。


これからのなでしこVoice
最終的に持っていきたい方向として、今は、「アジア系の就職支援サイト」を考えているとのこと。
なでしこVoiceを読んでいる人は海外就職に興味がある。
事業をしているインタビュイーの中には、人材を必要としている場合がある。
両社を、なでしこVoiceを介してマッチングできるのではないかという計画。


取材で各国を渡り歩くことを通じて、アジアの若者の向上心やこれからは英語が当たり前になっていくことを痛感したといっていた。
これには僕もほぼ同じ感情を抱いています。
また、国籍関係なく、グローバルなメンバで進めていきたいとも言っていた。


公開インタビュー
インタビュイーは以前もインタビューを行ったASIA Linkの代表の小野さん。
小野朋江さん |  海外就職・海外で働く日本人女性の情報サイトなでしこVoice


アジア人留学生の日本国内での就職支援を行っている。
現在は、提携企業の開拓中で、事業内容を説明すると、「日本人しか雇ってないので」と断られることがあると。
そんな時、「日本人じゃなきゃできないことってそんなあるのか?」と思うんだとか。
ほんとそう思います。大体の作業って日本人にこだわる必要はなくて、日本人はまじめだという過剰評価や、外国人に対する偏見があるんではないかと思ってしまう。
新卒の就職率が下がってきているなんて報道されているけど、日本学生の就職率の高さは世界的には異常なくらい高い。
アジアの学生にも平等にチャンスを与えたいと仰ってた。
現在このようなビジネスをやっている背景には、日本語講師をやって沢山の外国人と触れ合うことで視野が拡がった→日本企業にもこの拡がりをシェアしたい、という思いからなようです。


参加してみて
代表の濱田さんの説得力に感動しました。
自ら動いて考えての言葉、力強さと納得感が違います。
また、インタビュイーが働く女性のロールモデルになって欲しいというサイトの趣旨がありますが、濱田さん自身もロールモデルになっていると思いました。
実際に、参加していた多くの若い女性は、濱田さんの行動に深く共感していると感じました。

濱田さんが就職されることや、持続的な資金獲得など課題もありますが、
なでしこVoice、これからも要注目のメディアです。


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