No Web Service No Life

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のプロデューサーです。Webサービスや構成要素(UIや技術)について書いています。

Webサービスディレクターに必要な7つのスキル


ディレクターになって2ヶ月程経ちました。まだまだ勉強中なのですが、こんな知識、スキルが必要だろうなぁとぼんやり輪郭がみえてきた気がするので、棚卸しも兼ねてまとめてみようと思います。

開発工程順ではなく、大事だと思っている順に書いています。順位は、私がエンジニア出身であるという背景や、これまでに持ち合わせていたスキルによるので、一般論ではない点をご了承くださいm(_ _)m
また、現在私が行っているディレクション業務を基にしています。企業やサービスによってディレクターの業務範囲も異なるかと思いますので、これ必要ないの?みたいな疑問もあるかと思います。

必要なスキル

ディレクターに必要なスキルのイメージ図です。
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前提:Webの理解、嗅覚・感度

Webディレクターは、Webが大好きである必要があると思います。Webサービスならずっとみてても飽きない、Web関連の記事をめぐっていると止まらなくなる、といった状態くらいがいいのではないでしょうか。Webの世界で呼吸しているイメージです。

  • Webの理解

Webの仕組みや、「ロングテールモデル、全ての行動が定量的に取得可能、・・・」といったWebの特徴に関する理解。

  • Web動向の把握

Webに関するニュースや技術についてキャッチアップできていること。わかりやすい最近の例だと、Googleの検索アルゴリズムがアップデートして~といった情報を把握している。

  • 色々なWebサービスをみている、使っている

新しいサービスのコンセプト、ビジネスモデルやUIを研究している。類似サービスを知っている。KitchHike面白そうだね!と言われたらEatwithっていうのもあるよ!と会話できるなど。

1.自社サービス(ビジネス)の理解

サービスへの機能追加・改善がメインの業務になるので、サービス理解は最も重要だと考えています。

どういった機能を提供して、どうやって利用されているのか。

  • ユーザ属性

年齢、職種、新規・リピート、地域、性別、アクセス元情報(デバイス、OS、ブラウザ、画面解像度)

  • サービスのKPI

UU/PV、会員登録数、その他主要KPI

  • ビジネスモデル

自社サービスがどのように収益を上げているのか、収益源毎の割合や推移はどうか。

2.進捗管理能力

ここが大事だと思っている反面、力が弱まってしまいがちです。エンジニアやデザイナーが成果物に集中できるよう、ディレクターがしっかりと推進していくことが大切です。企画やUI設計など考えているフェーズは力が入って、いざ開発を進めるときに次の企画に注力していたりすると、ずるずると納期が延びてしまいます。日々の進捗管理をしっかりすることで、全体的な進捗もしっかりと管理することができると思います。

3.コミュニケーション

ディレクターがコミュニケーションを取る対象として、ユーザ(サポート部門)、プロデューサー(最終意思決定者)、デザイナー、エンジニアが挙げられます。的確に情報を伝達したり、気持よく制作依頼をすることが、円滑なプロジェクト進行において重要だと思っています。
時間が許せば、全員を一同に会してディスカッションやレビューができると、伝達ロスがなくなるので効率的かつ一体感が持てていいです。グイグイ進行していくためのリーダシップなども含まれます。

4.UI

私が弱い部分なので、注力して勉強中の領域です。Web云々ではなく、人ってどう認知したり感じたりするんだろう、といった視点で最近は勉強しています。

  • 一般的なWebレイアウト

古くからある、Webサイトの基本構成の理解。グローバルナビ、サイドバー、フッター、フォーム、サブミットボタンの位置など。

  • 色々なWebサービスのUIをみる

ユーザに受け入れられているサービスのUIは参考になります。最近の動向のキャッチアップのためにも重要です。

  • 人間の仕組みの理解

心理学、認知科学や視覚情報処理など、人の知覚機構を学術的に学ぶ。

5.モニタリング・PDCA

改善を実施した結果、意図した効果があったのかを確認し、さらなる改善のために何をすべきかを考えることは、サービス運営上重要です。改善を実施するためには、データの収集と分析能力、仕組みづくりが大切です。

基本的なアクセス情報、ユーザ情報の取得や、カスタムレポートを作成して色々な軸で数値を取得する。

GAで取れない複雑なものは直接DBから取得する。

  • エクセル

収集した情報をグラフ化したり傾向を読み取る。

改善案・施策の管理方法を決める、改善をまわす体制を組む、コミュニケーションの場を設定する(会議体や定例ミーティングなど)の3点をきっちり固めると徐々に回り出すと思っています。

6.Webマーケ・集客

Webサービスの流入元チャネルがイメージでき、各チャネルに対して、流入を増やすためにどういった対策や運用作業があるのかが把握できていると、マーケ担当者と話しやすくなります。それぞれの専門用語(CPAやSERPなど)も少しはわかるとスムーズです。

7.システム

専門性が高く難しい領域なので、会話ができるレベルでもいいのかもしれません。がっつりわかるに越したことはないと思うのですが。Webシステムを構成する要素に何があって、それぞれの概要が理解できているとスムーズに話を進められるかと思います。フロントサイド、サーバサイド、インフラ、DBなどなど。
DNSやHTTPといった、要素間を繋ぐ仕組みについては、大体どんなものかが分かっていればいいのではないでしょうか。とはいえ、Webの理解のところでも書いたように、Webとはどう成り立っているのか?の基本的な知識はあったほうがいいと思います。

その他

私があまりコンテンツライティングを担当していないので上には書いていないのですが、ライティングスキルも必要なスキルだと思います。文言系は得意な人にお願いしてしまうので、もう少し自分でも経験していこうと思っています。。

この他、一般的なビジネスマンに必要な知識は、前提としてやはりディレクターも持っていたほうがいいと思います。

もちろん上記以外にも必要なスキルはあると思いますし、上に挙げたスキルもまだまだなので、精進します。


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