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No Web Service No Life

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のプロデューサーです。Webサービスや構成要素(UIや技術)について書いています。

Webサービスのスマホ対応における効果測定で意識すべきこと(Sequential Usage)

スマホ マーケティング

Universal Analytics(UA)が、先月辺りにβ版からアップデートしてリリースされたようです。
UAといえば、スマホとPCのアクセスを紐付けることができるのが特徴です。スマホで初回訪問したユーザが、PCでコンバージョンするということは多くあるようで、改めて、スマホ対応は必須だなと思っています。

Univasal AnalyticsとGoogle Analyticsの違い

UAと旧GAの最大の違いは、アクセス計測方法にあります。GAはセッション方式、UAはユーザ方式となっています。ユーザ方式により、デバイスを跨いだユーザ動向の把握が可能となっています。

  • セッション方式:セッションを発行してユーザ動向を追う。セッションが切れれば別訪問となり、朝夕2回サイトに訪れると、2回目は誰だかわからないリピートユーザという扱いになる。
  • ユーザ方式:サービスのユーザ情報とUAのトラッキングIDを紐付ける方法。ユーザ情報と紐付いているので、スマホでログインしてもPCでログインしても、同一人物として認識することができる。

UAのアップデート

リアルタイムアクセス解析という機能が両者にありますが、アクセス内訳の軸が異なっています。GAは新規/リピートという軸なのに対して、UAはPC/スマホ/タブレットのデバイス軸になっています。

GA

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UA

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ユーザ方式やデバイス軸は、モバイルの重要性が増してきていること、Googleのモバイルシフトが進んでいることの表れだと思います。

Sequential Usage

Sequential Usageは、「連続したデバイスの利用」を意味し、「スマホでみて気になったから詳細をPCでみる」、「メルマガをスマホで確認して、家に帰ってPCから購入手続きをする」といったアクションのことを指します。
Googleの記事によると、80%のユーザが、ブラウジングにおいてスマホ→PCという利用形態をとっています。
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ECにおいても、67%のユーザが同様の利用形態をとっているとのことです。スマホサイトのアクセシビリティは、ユーザの購買意欲を誘発し、80%のユーザは、元々購入予定でなかったのに購入アクションをとっているとも示されています。
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スマホ対応における重要ポイント

ここで重要になってくるのが、スマホサイトはあくまで入り口であるという認識と、スマホだけでなく他のデバイスの行動まで合わせて効果測定を実施する、の2点だと思います。

入り口としてのスマホサイト

サービスのゴールはCVですが、スマホでCVまで意識するのではなく、あくまでPCへの誘導線として位置付け、情報参照性を上げたり、お気に入り登録をしやすくなど、後から再度参照できるように設計してあげたりすることが大事だと思います。もちろんCVしてもらうに越したことはないのですが。

マルチデバイスでの効果測定

さらに、効果測定をする場合は、スマホ単体でCVRをみるのではなく、PCやタブレットまで含めて成果をみる、CVしたユーザの入り口はどこだったのかを確認することが大切だと思います。スマホサイト経由のCVを上げようとして最適化を進め、変化がなかったから途中でやめてしまうのは誤った判断の可能性があります。PCまで含めて測定してみて、スマホが寄与しているのであれば、その最適化は成功といえるのではないでしょうか。
なので、冒頭に述べたUAの重要性はますます増してくると考えられます。もうすぐ必須化するみたいです。(既存データどうなるんだろ。。。)


スマホファーストのサービスも増えてきている中で、スマホの動向を追うことは益々重要になってくると思います。

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