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沖縄で感じたこと①

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学会参加のため、沖縄に4泊5日で行ってきました。
最初の2泊は学会のため那覇、残り2泊は観光で宮古島という日程でした。
航空券、宿泊にかかった費用は以下の通りです。

飛行機は全てスカイマークです。
宮古島まで往復3万円以内でいけるのは驚きでした。

4日間の滞在で沖縄について感じたことを複数エントリに分けて書きたいと思います。

最初は、沖縄は日本なのか?について考えてみます。
首里城で沖縄の歴史を学び、さらにWebで深堀した時に感じたことです。

沖縄の歴史
沖縄は昔、琉球王国という独立した一国家で、首里城はその王国の首府でした。
地の利を生かして、中国や東南アジアとの交易で繁栄を極めていました。
しかし、1609年、当事鎖国下であった日本において、琉球王国を介した貿易によって富を得ようとした薩摩藩の侵攻を受け、日本の属国扱いになります。
明治時代には、廃藩置県の下に琉球国は強制廃止されて琉球藩となり、その後、鹿児島県へ編入→沖縄県の設置を経て、完全に日本に組み込まれます。
この一連の流れは琉球処分といわれ、台湾や清の猛烈な反発にあいながら強行されました。
なぜなら、清もまた、長い交流を通じて琉球王国を彼等の属国と捉えていたからです。
その後、第二次世界大戦後にはアメリカの統治下に置かれ、日本に返還されるのは1972年のことです。

元々日本の領土じゃないね?
この歴史を紐解いて感じることは、あれ?沖縄って日本じゃなくね?ってことです。
私はこれまで、琉球王国という名前は知っていたけれども、ここまではっきりとした独立国で、強制的に日本に組み込まれたという事実は、恥ずかしながら知りませんでした。
また、アメリカの統治下に沖縄が置かれていたという事実の方がイメージが強く、戦争に勝ったからといってよその国の領土を支配化に置くなんて自分勝手だとアメリカのことを思っていました。
けれども、かつての江戸幕府明治政府が行ったことの方がよほど身勝手ではないでしょうか?

実際日本ぽくないところが沢山
かつて独立国だった名残からか、沖縄には多くの独自性があります。
言葉や食べ物、建築様式。沖縄出身の人は少し濃いめの顔をしていますよね。
これを同じ日本だっていうのは何か違和感があります。
明治政府は富国強兵の名の下に、全国の言葉などを統一したとききます。
沖縄もこの影響を受けており、独自文化は存続していますが、薄れているような気もします。
実は、6年前にも沖縄には来たことがありましたが、この時は沖縄が日本であることに特に違和感を感じませんでした。
しかし、その後台湾や東南アジア諸国を訪れた後の沖縄は、日本というよりもそれらの国(台湾等)に近い感覚を覚えました。
(6年前に始めていった時は海外旅行したことなかった)
実際、宮古島を地図で見るともう台湾の島なんじゃないかってくらいの地理的位置です。

まとめ
ちょっと話が飛躍してきたので整理すると、僕がここで言いたいことは二つ。
①沖縄は独立王国だったのが、日本に強制的に組み込まれた
②全国を均一的にしていくことへの違和感

別に沖縄を独立しろ!なんて過激なことも領土問題も語るつもりはありませんが、
日本も過去にはこのような行動をしていたということは、認識している必要があると思います。
(そもそも現在の政府とは違う政府(江戸幕府、日本帝国政府)が行ったことですが)

②に関しては、地方がそれぞれもつ独自の文化や風土というものを大事にしていきたいなと思います。
日本と同じ島々からなるインドネシアでは、島によって話されている言葉が違います。
民族からして違うという背景も関係しているとは思いますが、無理やり統一していくのはよくないと個人的には思います。


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