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料理マッチングサービスが面白い [KitchHikeとEatWith]

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料理マッチングサービス

2013年5月に、KitchHikeというサービスがローンチしました。
料理を振舞いたい人と、料理を食べたい人のマッチングサービスです。
主に旅行シーンでの利用を想定していて、確かに、旅先では名物もさることながら、家庭料理を食べてみたいという欲求もあり、着眼点が面白いなぁと思っていたサービスの一つです。


使ってみようと思い色々調べていたところ、世界には既に同様のサービスがあることを発見しました。
EatWithというイスラエルのスタートアップが提供しているサービスです。
やはり日本でローンチするサービスのほとんどは、世界では誰かしらがやっているもんだなと改めて感じました。

KithHike

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料理を食べた人(Hiker)が提供者(Cook)にお金を払い、そこから20%が手数料として徴収されるというビジネスモデル。
支払い方法はPaypalで、提供者は、Paypalもしくは銀行振込で受領できます。

はじめから世界を意識してローンチされており、UIは英語のみです。現在の対象地域は、東アジア、東南アジア、北米、トルコとフランスとなっています。

現時点で、日本は38料理、その他地域では0~6料理が登録されています。
提供料金は提供者が決定することができ、2,30ドルが目立ちます。1食の値段にしては結構しますね。

EatWith

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ビジネスモデルはKitchHikeと同様。
対象地域が面白く、開発元のイスラエルとブラジル、ニューヨーク、スペインの4箇所。ニューヨーク以外はKitchHikeとかぶっていません。

保証や安全性を強調しており、最大100万ドルまで保証される保険に加入しているようです。

今後

  • ユーザ確保

まずは、料理を提供してくれる人の充実が大事になってくるサービスだと思います。マッチングサービスなので鶏と卵ですが、両サービスとも、料理を食べたい人が可視化されていないので、提供者が先です。

  • 保証

自宅に初めて会う人を招くので、安全性の担保も大事になってきます。EatWithは、保険に加えて、イスラエルとスペインでは電話サポートにも対応しています。KitchHikeがこの辺りを整備していくことに期待です。

  • 法令

飲食業にあたらないのか?衛生管理や保健所の審査は不要なのか?といった法令上の疑問が出てきます。この辺りはairbnbでもちょっと話題になっています。拡大期に問題になるかもしれません。

両登録者が増えれば、このプラットフォーム上で料理を提供することである程度の収入を得る人が現れるかもしれません。
今後が楽しみなサービスです。


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