Webサービスのスマホ対応における効果測定で意識すべきこと(Sequential Usage)
Universal Analytics(UA)が、先月辺りにβ版からアップデートしてリリースされたようです。
UAといえば、スマホとPCのアクセスを紐付けることができるのが特徴です。スマホで初回訪問したユーザが、PCでコンバージョンするということは多くあるようで、改めて、スマホ対応は必須だなと思っています。
Univasal AnalyticsとGoogle Analyticsの違い
UAと旧GAの最大の違いは、アクセス計測方法にあります。GAはセッション方式、UAはユーザ方式となっています。ユーザ方式により、デバイスを跨いだユーザ動向の把握が可能となっています。
UAのアップデート
リアルタイムアクセス解析という機能が両者にありますが、アクセス内訳の軸が異なっています。GAは新規/リピートという軸なのに対して、UAはPC/スマホ/タブレットのデバイス軸になっています。
GA
Sequential Usage
Sequential Usageは、「連続したデバイスの利用」を意味し、「スマホでみて気になったから詳細をPCでみる」、「メルマガをスマホで確認して、家に帰ってPCから購入手続きをする」といったアクションのことを指します。
Googleの記事によると、80%のユーザが、ブラウジングにおいてスマホ→PCという利用形態をとっています。
ECにおいても、67%のユーザが同様の利用形態をとっているとのことです。スマホサイトのアクセシビリティは、ユーザの購買意欲を誘発し、80%のユーザは、元々購入予定でなかったのに購入アクションをとっているとも示されています。
スマホ対応における重要ポイント
ここで重要になってくるのが、スマホサイトはあくまで入り口であるという認識と、スマホだけでなく他のデバイスの行動まで合わせて効果測定を実施する、の2点だと思います。
入り口としてのスマホサイト
サービスのゴールはCVですが、スマホでCVまで意識するのではなく、あくまでPCへの誘導線として位置付け、情報参照性を上げたり、お気に入り登録をしやすくなど、後から再度参照できるように設計してあげたりすることが大事だと思います。もちろんCVしてもらうに越したことはないのですが。