今後くるかも!?生まれたての海外Webサービス・アプリ5つ
ローンチ直後やローンチ前であったりして、まだそこまで知名度はなく、ユーザ数も多くはないですが、面白そう!流行りそう!という海外のサービス・アプリをピックアップしてみました。
最近の海外サービスは、ネイティブアプリ対応でUIがきれいというのが共通的にあるなぁと思います。
Guides.co
ガイドという名でノウハウやスキルが掲載されており、購入することで相談ができるサービス。
fiverrのハイスキル版という印象で、日本のサービスでいうと、ココナラ+ビザスクのイメージです。
swarmapp
foresquareがピボットして、チェックした場所の近くにいる友だちと交流するコンセントになるようです。リリース当初から利用していたので少し寂しいですが、今後に要注目です。
※まだリリース前です。
Foursquare、チェックインを廃止して新アプリに移すと発表―Yelp的な推薦と発見に特化へ | TechCrunch Japan
Twitter以上ブログ未満の『Medium』や『note』が流行りそう
ブログやSNSなど、個人が発信できるプラットフォームは、今や多くの人が利用しています。
主に文章で個人の思考を発信するこの領域に、新たなプレイヤーが現れてきています。
note
今月の頭に、ピースオブケイクさんからnoteがリリースされました。
noteは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザーをつなぐことができる、まったく新しいタイプのウェブサービスです。つくった作品(ノート)は、通常のブログやSNSなどと同様に無料で公開することができます。そして、ユーザー間で売買することも可能です。
piece of cake » 個人向けの新メディアプラットフォーム note(ノート)を 2014年4月7日(月)に正式リリースいたします!
個人が作ったコンテンツを売買できるっていうのがすごいいいなぁと思いました。
最近、僕の周りでも書いている人が増えてきて、僕もアカウントを持っているのですが、じわじわフォロワーが増えてきました。
アクティブユーザが増えてきている感覚です。
Medium
2012年に産声をあげたMediumは、この領域の本命馬かもしれません。
BloggerとTwitterの生みの親Evan Williams氏がファウンダーなので、「Twitter以上ブログ未満」の説得力が非常に強いです。
Mediumという名も、SNSへの投稿よりは長いけど、ブログほどではない、というところから来ています。
Mediumは、記事が人目につきやすい設計になっており、サインアップ直後から読者がいるような状態になります。
ブログの難しさの一つに、最初は誰も読んでくれないというのがありますが、Mediumはここを仕組みでカバーしようとしています。
また、UIが洗練されており、多くのWebサービスがインスパイアされています。
noteもそのうちの一つだと思いますし、NAVERまとめやCompathy、STORY.JPにもそのテイストをみることができます。
実際、Mediumとnoteの入力画面は非常に似ています。
note
Medium
特に僕が気に入っている入力UIが、以下の2つです。
- テキストをドラッグすることでフォントや色を変更できる
- 文章のどこにでもコメントを入れられる
記事の閲覧性を上げる以外にも、いくつか特徴的な機能があります。
共同編集
ドラフトの共有ができ、他のユーザに記事を添削してもらったり、追記してもらったりすることが可能です。
読了時間が付与される
記事の内容によって、読了時間が自動的に付与されます。
最近、僕の周りでもMediumで記録している人がぽつぽつ現れ始めました。
まだPCにしか対応していないので、スマホに対応し、日本語UIも提供されると、今後一気に普及が進むかもしれません。
引き続きこの領域に注目していきたいと思います。
弁当版Uberを目指す『bento.jp』はUberを超えている!
Webサービス、アプリを使ってみたシリーズ。
今回は、今話題のbento.jpでお弁当を頼んでみました。
いくつ知ってる!?国内と海外の似ているWebサービス10組
世界には多くのWebサービスが存在します。
このサービス面白い!と思っても、大抵は似たサービスが海外にあるものです。
今回は、日本発のWebサービスと、それらに似た海外サービスを10組20サービスご紹介します。
※類似サービスの存在を否定する意図はございません。
ココナラとfiverr
少額で個人のスキル・サービスを売買できるCtoCマーケットプレイス。
ココナラは500円、fiverrは$5
KitchHikeとEatwith
Airbnbの料理版。手料理を振舞いたい人とそれを食べたい人をつなぐCtoCプラットフォーム。
VoyaginとVayable
Airbnbの旅行ガイド版。地元を案内出来る人と案内してほしい旅人とをつなぐCtoCプラットフォーム。
この2サービス以外にも色々とあります。
Airbnbの旅行版!ガイドマッチングサービス5選 - No Web Service No Life
AirInternとTheMuse
企業のオフィスの雰囲気や中の人がみれるサービス。
AirInterが紹介に特化しているのに対して、TheMuseは、求人への応募やキャリアアドバイス、オンライン講座の配信等も行っています。
AirIntern | いろんな仕事をのぞいてみよう。
僕が所属するランサーズ株式会社も掲載していただいております。
ココナラの世界版『fiverr』のスマホ完結っぷりが素晴らしい
fiverrとは
スマホアプリがすごいと思った点
3つあります。
続きを読むみんなが『Cu-hacker』を使えばビジネスマンの1日は本当に30分増えそう
大好きなWebサービスを紹介するシリーズです。
今回は、スケジュール調整サービス『Cu-hacker(クウハッカー)』です。
以前から利用させて頂いていたのですが、先日代表の秋貞さんにお会いし、色々とお話をお伺いできたのでご紹介させて頂きます。
Cu-hackerとは
Googleカレンダーと同期して、スケジュール調整をマウス操作のみで素早く実現できるサービスです。
よくアポ調整をする人にとって、これまで感じていた不便さを全て解消してくれる、痒いところに手が届くサービス設計になっています。
Cu-hackerが解決する課題
調整さんでも同じことは実現できるのですが、自分のスケジュールを確認して、空いている時間を入力していくのが大変でした。
また、メールで調整する場合は、空いている時間をテキストに起こしていくのですが、そもそも書き起こすのが面倒ですし、曜日や日付を間違えることもしばしば発生します。
Cu-hackerは、カレンダー上の時間帯をポチポチ選んでいくと、そのテキストを自動で起こしてくれるので、前述した課題を解決してくれます。
さらに、相手もCu-hackerを利用していれば、専用のURLから日程候補を選択してもらうことができ、選択された日程以外の候補は、自動的にリリースされます。
※細かい使い方やメリット等はこちらに詳しくまとまっています。
細かいユーザビリティへの配慮
この基本機能だけでもかなり便利なのですが、その先のきめ細かい気配りにUXへのこだわりを感じます。
- デフォルトでテキストが選択状態になっており、コピーボタンでコピーすることができる
- 自分のカレンダーに仮登録ができ、そのタイトルに「仮」が元々付与されている
今後の展開
「ビジネスマンの1日を30分増やす」という目標の実現に向け、今後はスケジュール調整だけでなく、ビジネスマンを幅広くフォローしていくサービス展開を考えられているようです。
代表の秋貞さんはプロダクトへのこだわりが強く、多くのWebサービスやアプリを実際にいじったり、ユーザへのヒアリングを自ら実施したりしています。
このあたりに、細かいけれどもUXの向上に寄与する作り込みが生まれているのだと思いました。見習いたいです。
調整相手もCu-hackerユーザであると更に価値が上がるサービスなので、みんなが使ってくれるようになると、本当にビジネスマンの時間が1日30分増える気がします!
Webディレクターはサービスサファリに出かけよう!
Webサービスを企画する人は、自分が企画している製品を積極的に使おう、というお話です。
サービスデザイン
Rosenfeldという、UXコンサルと関連書籍の出版をしている会社がアメリカにあります。
モバイルフロンティアやメンタルモデルの出版元であり、UXデザインにおいてとても参考になる良書を数多く出版している会社です。
そんなRosenfeld本の日本語で読める書籍の最新版として、5月1日に、「サービスデザイン」という書籍が邦訳、発売されます。
サービスデザイン ユーザーエクスペリエンスから事業戦略をデザインする
- 作者: Andy Polaine,Lavrans Løvlie,Ben Reason,長谷川敦士
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/05/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
大好きなRosenfeldから、サービスデザインに関する書籍が発売になると知ってから、サービスデザインというものに興味を持っています。
既に日本語で読めるサービスデザインに関する書籍として、「THIS IS SERVICE DESIGN THINKING.」という本があります。本書では、色々なサービスデザインツールが紹介されており、その中の1つである「サービスサファリ」が納得感があったので、その理由をまとめてみます。
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計
- 作者: マーク・スティックドーン,ヤコブ・シュナイダー,長谷川敦士,武山政直,渡邉康太郎,郷司陽子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
※サービスデザインについての説明は、こちらをご参照ください。
サービスサファリとは
THIS IS SERVICE DESIGN THINKINGでは、以下のように説明されています。
参加者が「実世界」で実際にサービスを体験し、良いサービスと悪いサービスの事例を集める技法です。
僕自身、Airbnbであれば実際に宿泊したり、Buymaであれば実際にブランド品を購入したりしています。単純にサービスを眺めたり、会員登録したりしただけでは、サービス設計やそこから生み出されるUXは理解できないと思っているからです。
良いUXを作るには、色々なサービスのUXを体感し、良いもの多く触れることが重要です。
そんなサービスサファリでも、特に、自社サービスを利用することが、企画をするWebディレクターにとって重要だと感じています。
自社サービスサファリが重要な理由
UXの実体験
他サービス同様、UXを実感しようと思ったら、自ら使ってみるしか方法はありません。ディレクターとしてサービスのUX向上をミッションとしている以上、自社サービスのUXを実感することが必須です。
サービスの課題の発見
実際に使っていくことで、サービス上の課題を発見することができます。
個別の機能を実装していくと、全体としての統一感やフローで利用した場合の違和感に気づきにくくなります。そんな時、定期的にサービスを利用し、フローとしての整合性を確認することが大切になってきます。
ユーザさんとのサービス上での交流
サービスを利用するだけであれば、開発環境でも実現可能です。しかし、本番環境で利用することによって、そこにいるユーザさんとのリアルな交流が可能となります。
ランサーズのようなクラウドソーシングサービスであれば、以下の様な体験をすることが重要です。
- どのような案件が実際に依頼されており、受注者として提案するとどういった体験をするのか。落選した時はどうか、当選したときはどうか
- 発注者として依頼してみたとき、どのような提案が集まり、どのような成果物が納品されるのか。その過程でのやりとりはどういったものなのか
自らが発注者・受注者双方を経験することによって、どういった対応をされると嬉しい(=UXの向上)のか、逆にどういった対応をされると嫌な思いをする(=UXの低下)のかを理解することができ、それを防ぐ・和らげるための打ち手を実体験をベースに考えることができます。また、細かいUI改善ポイントも多く発見することができます。
ランサーズは、発注にお金がかかるサービスなのですが、身銭を切ってでも、自社サービスのリアルを体験することは重要ですので、今後も継続的に利用していきたい思います。